今回は、「氷の城壁」第81話「チャンス」を読んだ感想考察(ネタバレ有)記事です。
前話については、こちらの「氷の城壁」第80話「夏休み」のネタバレ感想考察をどうぞご覧ください。
「氷の城壁」第81話「チャンス」のあらすじネタバレ
第81話・・・なんと驚くべき展開になってしまいました。
湊に好きですと告白した桃香と、彼女は小雪のことを知りながらも、湊を奪おうと告白してきたのです!
当然、湊は小雪の気持ちのために桃香の告白を断ろうとしていましたが、
「好きな人がいるから付き合えないんですか?」
と、痛いところを突いてきます。
そして湊が好きな人の事を知っていると言い、彼が別の女性に想いを抱いている事を知りながらも、自分ではダメかと尋ねてきます。
涙を見せて自分の好意を語る桃香に、湊はどうするのでしょうか?
以上、第81話「チャンス」のあらすじネタバレでした。
次の話は、こちらの「氷の城壁」全話ネタバレ感想考察をどうぞご覧ください。

「氷の城壁」第81話「チャンス」のネタバレ感想考察
第81話は、これまでの静かな停滞を力技でこじ開けるような、桃香の猛攻が凄まじい回でした。小雪が自分の気持ちに蓋をして「友達」という安全圏に逃げ込んでいる間に、桃香はなりふり構わず湊の懐へと飛び込んでいきました。
小雪の存在を知りながら、あえて「好きな人がいるから付き合えないのか」と湊の痛いところを突く戦略的な強さと、その裏で見せる涙の脆さ。
この対照的な顔を使い分けて湊を追い詰める桃香の姿には、恋を勝ち取ろうとする執念が満ちていて、圧倒されると同時に背筋が凍るような緊張感がありました。
対する湊が、小雪を想うがゆえに桃香を断ろうとしながらも、彼女の真っ直ぐな問いかけに言葉を詰まらせてしまう展開は、見ていて本当にもどかしく、そして危うさを感じます。
湊の優しさは最大の魅力ですが、今回のような極限状態では、相手を傷つけきれない甘さとして仇になってしまうのではないかという不安が募ります。「自分ではダメか」という桃香の必死の訴えは、誠実な湊にとって無視できない重みを持って響いているはずです。
もしここで湊が桃香を強く突き放せなければ、小雪が必死に守ろうとしていた「今の関係」は、彼女の知らないところで音を立てて崩れていくことになります。小雪が城壁の中で足踏みをしている間に、外の世界では桃香という嵐がすべてをなぎ倒そうとしている。
サブタイトルの「チャンス」という言葉が、桃香にとっての好機であると同時に、四人の関係を決定的に変えてしまう引き金になる予感に満ちた、衝撃的なエピソードでした。
湊の出す答えが、小雪の心を救うのか、それともさらなる絶望へと突き落とすのか。彼の決断から一瞬たりとも目が離せませんね!
覚悟を持って踏みにじる執念
小雪の気持ちを知りながらも、あえて湊の痛いところを突き、真正面から告白した桃香の行動には戦慄を覚えました。
小雪が傷つくことを恐れて足踏みしている間に、なりふり構わず湊を「奪おう」とするその姿勢は、残酷でありながらも恋に対する凄まじい執念を感じさせます。
戦略的な問いかけと、その裏で見せる涙。この強さと脆さを織り交ぜた猛攻は、これまで停滞していた四人の関係を力技でこじ開けるほどの破壊力を持っていました。
突きつけられた「好きな人」の存在
「好きな人がいるから付き合えないのか」という桃香の鋭い指摘に、湊が言葉を詰まらせてしまうシーンは見ていて本当にもどかしく、危うさを感じました。
小雪への想いを大切にしたい湊にとって、その核心を突かれることは、自分の曖昧な立場を無理やり直視させられることに他なりません。
桃香の必死な訴えを前に、湊の誠実さが「相手を傷つけきれない甘さ」に変わってしまうのではないかという不安が、物語の緊張感を一気に引き上げていました。
城壁の外で吹き荒れる嵐
小雪が自分の気持ちに蓋をして、城壁の中で必死に「現状維持」を守ろうとしている間に、外の世界では桃香という嵐がすべてをなぎ倒そうとしています。
今のバランスを崩したくないという小雪の願いとは裏腹に、事態は彼女の知らないところで決定的な破綻へと向かい始めています。サブタイトルの「チャンス」が示す通り、桃香のこの一歩が湊の決断を促し、四人の運命を二度と戻れない場所へと変えてしまう予感に満ちた、衝撃的な幕切れでした。
以上、第81話「チャンス」の感想考察でした。
次の話は、こちらの「氷の城壁」全話ネタバレ感想考察をどうぞご覧ください。


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