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「氷の城壁」第69話「確信」のネタバレ感想考察

「氷の城壁」第69話「確信」のネタバレ感想考察

今回は、「氷の城壁」第69話「確信」を読んだ感想考察(ネタバレ有)記事です。

前話については、こちらの「氷の城壁」第68話「爆弾」のネタバレ感想考察をどうぞご覧ください。

目次

「氷の城壁」第69話「確信」のあらすじネタバレ

今回の第69話は、なんとも前半からドロドロした感じで始まってしまいます。

応援団の打ち上げパーティで焼き肉屋に訪れていた小雪ですが、桃香に湊の事が好きかと尋ねられてしまいます。

しどろもどろになってしまう小雪に、湊が好きなのは小雪だと、とんでもない爆弾発言をしてしまうと、桃香はあきらかに地雷系ですね。

そんな小雪は、湊が自分の事を好きなワケないと言ってしまいます。

しかし心の中では湊の好意を知っていました。

桃香に本当は知っている癖にと、誤魔化していたことを見抜かれていた小雪は、自分は湊の好意を知っているのに、それを受け止めようとはしないと、彼の好意を知らないフリをしていました。

彼と向き合う気持ちを持つ事ができず、常に気づかないことで、友達の関係を守っていたと、湊への想いを気づかされた小雪に、桃香は湊のことが好きだと、彼と付き合う事を宣言していきます。

そんな桃香に小雪は気持ちを曇らせていきます・・・

以上、第69話「確信」のあらすじネタバレでした。

次の話は、こちらの「氷の城壁」全話ネタバレ感想考察をどうぞご覧ください。

まとめ記事

>>「氷の城壁」全話ネタバレ感想考察

「氷の城壁」第69話「確信」のネタバレ感想考察

応援団の打ち上げという、本来なら体育祭の成功を祝うはずの華やかな焼き肉屋の席が、一転して小雪の心を切り裂く「審判の場」となってしまった第69話。

物語はこれまでの青春の甘酸っぱさを一気に拭い去り、嫉妬と執着が渦巻くドロドロとした人間模様へと変貌を遂げました。

特に桃香というキャラクターが、ついにその牙を剥いた描写は凄まじいものがあります。

小雪の不器用さや純粋さを、単なる「無知」ではなく「あざとい計算」や「卑怯な逃げ」として断罪する桃香の言葉は、小雪が最も恐れていた自身の内面の弱さを容赦なく暴き出しました。

「湊が好きなのは小雪だ」という事実を、祝福ではなく呪いのような響きを持って突きつけ、さらには湊を奪い去るという宣戦布告まで行う。

この桃香の底知れない地雷系としての本性が、平和だった小雪の世界を根底から破壊していく様子は、息が詰まるほどの緊迫感に満ちていました。

桃香の宣戦布告と地雷系の本性

賑やかな店内の喧騒を背景に、桃香が小雪に対して放った一連の言葉は、まさに逃げ場を塞ぐための執拗な包囲網のようでした。

「湊が好きなのは小雪だ」という事実をあえて残酷な形で突きつけ、小雪の動揺をあざ笑うかのような桃香の振る舞いは、まさに「地雷系」と呼ぶにふさわしい凄みがあります。

彼女は単に湊に恋をしているだけでなく、小雪が湊から受けている「無自覚な特別扱い」に対して、言葉にできないほどの激しい憎悪と嫉妬を抱いていたのでしょう。

笑顔の裏に隠されていた冷徹な独占欲と、目的のためには相手の心を土足で踏み荒らすことも厭わない桃香の毒気が、物語を一気に愛憎劇へと引きずり込んでいく演出は圧倒的でした。

暴かれた「気づかないフリ」という罪

桃香によって白日の下にさらされた、小雪の「湊の好意を知っていながら、知らないフリをして逃げていた」という事実は、小雪自身にとっても最も認めたくない心の急所でした。

湊との心地よい「友達」という関係が壊れることを極端に恐れるがゆえに、彼の差し出す温かな好意や、自分だけに向けられる特別な視線から、小雪は無意識のうちに目を逸らし続けてきました。

それはある種の純粋さであると同時に、湊の切実な勇気を無視し続けるという、非常に残酷で「卑怯な自己保身」でもありました。

桃香にそこを的確に、そして執拗に突かれ、自分は加害者だったのではないかと激しい自責の念に駆られる小雪の心理描写は、彼女の心の城壁を内側から崩壊させるほどの破壊力を持っていました。

曇る心と恋の当事者意識

桃香から「湊のことが好きだ」「私は彼と付き合う」と一方的に宣言された瞬間に、小雪の心が激しく曇り、重く沈んでいく描写は、彼女がようやく「恋の当事者」としての土俵に無理やり立たされたことを意味しています。

これまでは湊の好意を「受け止めるか否か」という受動的で守られた立場にいましたが、桃香という強力かつ攻撃的なライバルの出現によって、立ち止まっているだけでは大切な存在を失ってしまうという現実に直面しました。

胸を刺すような嫌悪感や、得体の知れない恐怖、そして何より彼を奪われたくないという強い執着心。

桃香によって投げ込まれたこれら負の感情が、皮肉にも小雪の中にある「湊への本当の想い」をより確固たる、逃げ場のない感情へと変容させていく。この残酷なコントラストが、次なる悲劇や波乱を強く予感させる、非常に密度の高い幕切れでした。

以上、第69話「確信」の感想考察でした。

次の話は、こちらの「氷の城壁」全話ネタバレ感想考察をどうぞご覧ください。

まとめ記事

>>「氷の城壁」全話ネタバレ感想考察

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