今回は、「氷の城壁」第61話「体育祭1」を読んだ感想考察(ネタバレ有)記事です。
前話については、こちらの「氷の城壁」第60話「綾なす意図」のネタバレ感想考察をどうぞご覧ください。
「氷の城壁」第61話「体育祭1」のあらすじネタバレ
第61話ではついに体育祭当日を迎えたみたいです。
最後の練習を終えた小雪達。
今日が応援団の本番と、気合いが入っていました。
鉢巻きで髪型を変える事の出来る自由な体育祭と、小雪に月子、美姫もいつもと違うお洒落な感じで体育祭に挑んでいきます。
そんないつもと雰囲気の違う小雪の姿に湊は、ドキドキしてしまうと、見れば解ってしまうほど、動揺を隠せてはいませんでした。
そして始まる競技と、選手宣誓から始まる一心不乱に競技に挑む生徒達。
小雪は棒引きで相手選手を圧倒し、小雪も障害物競走で活躍するなど、大いに楽しんでいました。
湊もサッカー部の意地で、部活対抗リレーに本気で挑むなど、思い思いに運動会を楽しむ面々。
このまま無事に終われば良いのですが・・・
以上、第61話「体育祭1」のあらすじネタバレでした。
次の話は、こちらの「氷の城壁」全話ネタバレ感想考察をどうぞご覧ください。

「氷の城壁」第61話「体育祭1」のネタバレ感想考察
第61話は、これまでの重苦しい空気や「気まずい遭遇」を一時的に忘れさせてくれるような、眩しく熱い体育祭の幕開けとなりました。
特に印象的なのは、外見の変化が心の距離を近づける描写です。鉢巻き一本でいつもと違う表情を見せる小雪の姿は、読者にとっても新鮮ですが、何より彼女に想いを寄せる湊にとっては、心臓を直接揺さぶられるような衝撃だったに違いありません。「見ればわかるほどの動揺」を見せる湊の姿は、普段の落ち着いた彼からは想像できないほど可愛らしく、二人の恋の進展を強く期待させてくれます。
また、小雪が棒引きや障害物競走で「圧倒的な活躍」を見せるシーンからは、彼女が以前のような「周囲を気にして縮こまっていた女の子」ではないことが伝わってきます。競技に没頭し、心から楽しんでいる姿は、彼女がこの学校という場所に自分の居場所を完全に見つけたことの証明でもあり、胸が熱くなる思いでした。
しかし、ラストの一文「このまま無事に終われば良いのですが…」という不穏な響きが、祭りの熱狂の裏に潜む不穏な影を予感させ、一気に緊張感を引き戻されました。
鉢巻きに込める、いつもと違う特別な自分
体育祭という「非日常」の舞台で、小雪たちが髪型や鉢巻きでお洒落を楽しむ様子は、青春の輝きそのものでした。
特に小雪にとって、外見を変えて自分を表現することは、かつての「目立ちたくない」という消極的な姿勢からの大きな脱却を意味しています。
美姫や月子と一緒に、鏡の前で試行錯誤したであろうその準備の時間さえも想像させ、彼女たちが「女の子としての楽しみ」を分かち合えるほど深い絆で結ばれていることに、深い感慨を覚えました。
いつもと違う自分に袖を通し、気合を入れて本番に挑む小雪の姿は、まさに新しい自分へのアップデートを象徴しているようです。
視線が語る、湊の隠しきれない胸の高鳴り
いつも冷静で、周囲をよく見ている湊が、小雪の姿を見た瞬間に「見ればわかるほど動揺する」という描写は、この回の最大のハイライトと言えるでしょう。
小雪の小さな変化、その一つひとつが今の湊にとっては世界のすべてのように映っており、もはや理性ではコントロールできないほど彼女に惹かれていることが痛いほど伝わってきます。
自分の気持ちを自覚し始めた小雪と、彼女の眩しさに圧倒される湊。
二人の間に流れる甘酸っぱくもぎこちない空気は、騒がしいグラウンドの中でもそこだけが特別な空間であるかのような、純度の高いときめきを感じさせてくれました。
一心不乱な躍動と、祭りに忍び寄る不穏な影
競技が始まれば、小雪も湊もそれぞれの場所で全力を尽くす姿が描かれ、物語に心地よい疾走感を与えています。
小雪が棒引きで相手を圧倒する逞しさや、湊がサッカー部の意地を見せるリレーの迫力は、彼らが「今この瞬間」を全力で生きていることを証明しています。
しかし、その高揚感がピークに達しようとする中で差し込まれた「無事に終われば良いのですが…」という予感。
この眩しすぎる青春の風景を壊そうとするのは、先ほどの秋音との因縁なのか、それとも桃香の新たな策動なのか。
最高の盛り上がりを見せる体育祭の裏側で、何かが崩れようとしている気配が、読者の心を強く揺さぶりました。
以上、第61話「体育祭1」の感想考察でした。
次の話は、こちらの「氷の城壁」全話ネタバレ感想考察をどうぞご覧ください。


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